今や日常診療においてアプリを使用することは必須のこととなってきました。
今回は長年IPhone、IPad等を使用し臨床をしている私が臨床で使う必須のアプリをある程度厳選して紹介したいと思います。まずIPhoneやIPad等を購入したらインストールを検討してみてください。
ちなみに基本的にIPhoneやIPadで使用できるアプリですがAndroidでも使用できるものも一部あります。
それでは早速ご紹介していきます。
M2Plus
M2Plus Launcher
M3, Inc.無料posted withアプリーチ
有名な電子書籍のアプリです。Ccrの計算やFENaの計算、高Naの水分欠乏量などの計算を行なってくれる付属の機能があるので電子書籍を購入しない場合でも重宝します。アプリ自体のインストールは無料です。
また以前M2plus、医書.jp、自炊についてどれを選ぶべきかの記事を書いていますので合わせてご覧ください。
【自炊 vs 医書.jp vs M2Plus】臨床で使う電子書籍の比較
PDF expert
PDF Expert – PDF編集、変換、書き込み
Readdle Inc.無料posted withアプリーチ
こちらは非常に便利なPDFリーダーのアプリです。PDFを読むアプリに困った場合はまずはこのアプリで読むことを強くお勧めします。
アプリのダウンロードは無料で追加の機能を使う場合は料金が発生しますが、無料でも十分に使用することができます。
以前にPDF expertに関する使い方の記事を書きましたので、合わせてご覧ください。
肝硬変重症度Child分類・消化器癌進行度分類
肝硬変重症度Child分類・消化器癌進行度分類
Keiji Matsui無料posted withアプリーチ
こちらは癌のステージ分類など項目を入力すれば自動で行なってくれる無料の便利なアプリです。
アプリのアイコンにはChild XとありますがChild分類以外にも肝癌、大腸癌、胃癌、肺癌、乳癌などの癌のステージ分類やCTCAEもあり、これだけまとまっていて無料とは考えられないレベルです。
研修医や癌診療に携わる医師は必須です。
UpToDate
UpToDate
UpToDate, Inc.無料posted withアプリーチ
UpToDateのアプリ版です。無料です。非常に重宝します。
MDCalc Medical Calculator
MDCalc Medical Calculator
MD Aware, LLC無料posted withアプリーチ
臨床で使う多くのスコアを網羅している無料のアプリです。お気に入り機能もあり使いやすいです。
ヒューマン・アナトミー・アトラス2021
ヒューマン・アナトミー・アトラス2021
Visible Body¥3,060posted withアプリーチ
こちらは有名な解剖を３Dで見られるアプリです。3000円程度かかる有料アプリですが、払うだけの価値があります。自分で解剖を勉強することにも使えますし、私は主に人に説明する時に使うことが多いですがこのアプリでわかりやすく説明できます。
Medtimer
Medtimer – Heart & Respiratory
Tigerpixel無料posted withアプリーチ
こちらは呼吸数を測ってくれる無料アプリです。呼吸をしたときにタップすれば自動で呼吸数をカウントしてくれます。呼吸数の計測は抜けがちですがこのアプリで手軽にできます。
Drug Infusion – IV Medications
Drug Infusion – IV Medications
iAnesthesia LLC¥370posted withアプリーチ
臨床で必須な計算であるガンマ計算や輸液の速度等を値をしてくれる有料のアプリです。似たようなアプリがありますが、細かく単位などを設定できるという点でこちらのアプリを使用しています。
終わりに
いかがだったでしょうか。他にもTG18など有名なアプリはありますが全ての医師向けにある程度厳選して選んでみました。
Drug infusion、ヒューマン・アナトミー・アトラス2021以外は基本的に無料でインストールできるので気軽に試してみてください。
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