三井住友カード ゴールド(NL)でポイント最大2.7%相当!クレカ積立×100万円修行の活用術

生活

はじめに

 年会費無料高還元を狙えるクレジットカードを探している方にとって、三井住友カード ゴールド(NL)は非常に魅力的な選択肢です。

このカードの基本還元率は0.5%で一見平凡に見えますが、「100万円修行」+「SBI証券でクレカ積立」を組み合わせることで、実質的に多くのVポイントが獲得できる優れた一枚です。

この記事ではその仕組みと活用法、さらに前回の記事でも紹介したソニー銀行Visaデビットカードとの使い分け戦略まで、私自身が実践している方法を具体的にご紹介します。

三井住友カード ゴールド(NL)とは?

  • 年会費:5,500円(税込)※年間100万円利用で翌年以降永年無料
  • ブランド:VisaもしくはMastercard
  • 基本還元率:0.5% 対象のコンビニや飲食店だと最大7%の還元
  • タッチ決済・Apple Pay対応で日常使いも快適
  • 年間100万円利用(いわゆる100万円修行)でボーナス10,000ポイント(=1%還元) 1ポイント1円相当です

つまり、100万円を使えば実質還元率は1.5%(0.5% + 1%)になります。(初年度の年会費は換算していません)

※2025年2月3日(月)~4月30日(水)まで初年度年会費無料キャンペーン中です

仮に下記に紹介するクレカ積立を利用しなくても、年間100万円のカード利用だけで1.5%の還元が受けられるため、非常に優秀なカードです。

SBI証券のクレカ積立と組み合わせた最適運用法

三井住友カード ゴールド(NL)を使ってSBI証券の新NISAなどで毎月10万円クレカ積立を行うと、さらにお得になります。

三井住友カード ゴールド(NL)のクレカ積立は、「年間カード利用額」に応じて変動し積立額の最大1%のVポイントが付与されます。

  • 年間カード利用額が100万円以上ポイント付与 1.0%
  • 年間カード利用額が10万円以上100万円未満:ポイント付与率 0.75%
  • 年間カード利用額が10万円未満:ポイント付与 なし(0%)

つまり、「100万円修行」をクリアすることで

  • ボーナス1万ポイント(=1%相当)
  • クレカ積立付与率 1.0% → 月10万円積立で年間12,000ポイント

という2つの恩恵を同時に受けられることになります。

クレカ積立は「月10万円までがポイント付与対象」と決まっているため、
毎月10万円クレカ積立 → 1,000pt/月 × 12ヶ月 = 12,000ポイント/年 を狙うのが最も効率の良い使い方です。

以上まとめると、年間100万円の使用と毎月クレカ積立10万円を組み合わせる場合、100万円の使用に対して下記のような実質の付与率になります

実質2.7%相当のVポイントがもらえる!その内訳

項目付与ポイント付与率
クレカ積立年間12,000pt1.2%
100万円達成特典10,000pt1.0%
通常利用分5,000pt0.5%
合計27,000pt2.7%

なお、クレカ積立の額は必ずしも月10万円の上限まで設定する必要はありません

たとえば、月5万円でもポイントは年間6,000ポイント入るため、柔軟にクレカ積立の額を変えても大丈夫です。月5万円の場合だと100万円に対し、実質の2.1%相当のポイント付与になり、それでも十分優秀です。

ただし、クレカ積立額が少なければ当然ポイント付与も減るため、資金や生活状況に応じて無理のない範囲で多めに設定するのがおすすめです。

注意する点

  • 三井住友カード ゴールド(NL)はちょうど100万円の使用がおすすめで、100万円を超える利用分の還元率は0.5%となる
     三井住友カード ゴールド(NL)は、年間100万円の利用を達成すると「1万ポイントの特典」+「クレカ積立の1.0%ポイント付与」が確定します(それと加えて翌年以降の年会費の永年無料)。これらが重なることで最大のメリットが生まれ、ちょうど100万円の利用が最も効率的なラインです。「99万円と100万円では天と地の差がある」とも言えるほど、100万円達成の有無で受けられる恩恵が大きく違います。また100万円以降の支出については、通常の0.5%ポイント付与に戻るため、旨みが下がってしまいます。そのため下記でご紹介するソニー銀行Visaデビットカードとうまく組み合わせるのがおすすめです。

  • 支出管理や進捗確認がやや手間
     ただこれは三井住友カード Vpassアプリですぐ確認できます
  • クレカ積立の金額は100万円修行の対象外になっています

他の三井住友カードのナンバーレスシリーズについて

ちなみに、同じ三井住友カードのナンバーレス(NL)シリーズには、ゴールド(NL)以外にもクレカ積立に対応しているカードが2つあります。

それぞれのクレカ積立のポイント付与率は下記のようになっています:

  • 三井住友カード (NL):クレカ積立のポイント付与率は0.5%と控えめ
  • 三井住友カード プラチナプリファード:クレカ積立で最大1〜3%のポイント付与が可能ですが、
     年会費が33,000円と高額で、さらに年間カード利用額が300〜500万円以上必要になるケースもあり、かなり達成のハードルが高い設計です。年会費が高額なため計算すると実質付与率はゴールド(NL)より低くなります。

このように、三井住友カード(NL)は付与率が低く、三井住友カード プラチナプリファードは高額決済と高年会費を前提としたカードであるため、

日常生活での無理のない支出や資産形成を重視するなら、三井住友カード ゴールド(NL)が最もバランスの取れた選択肢だと感じています。

そのため、本記事ではあえて三井住友カード ゴールド(NL)に絞って紹介しています。

おすすめの使い分け戦略:100万円を超えた分はソニー銀行Visaデビットで支出

前回の記事でお伝えしたようにソニー銀行Visaデビットカードは、年間費無料でありながら条件を満たせば常時2%の現金キャッシュバックが受けられる、非常に優秀なカードです。

一方で三井住友カード ゴールド(NL)は、年間100万円を超えた利用分については還元率が0.5%に戻るため、それ以降の支出については、より高還元なソニー銀行Visaデビットカードを使うことで支出全体の付与効率を最大化できます。

使い分け戦略の具体例:

  • 年間100万円までの使用:三井住友カード ゴールド(NL)(実質付与率2.7%)
  • 100万円を超えた以降の支出:ソニー銀行Visaデビット(常時2.0%キャッシュバック)

このようにカードを使い分ければ、「お得なところだけ」を効率よく活用でき、ムダなくシンプルにポイントやキャッシュバックを受け取れます。

あとは、もし対象のコンビニ(セブン-イレブン、ローソンなど)や特定の飲食店(吉野家、マクドナルド、ドトールなど)で使う機会がある場合、三井住友カード ゴールド(NL)を使い最大7%還元も活用すれば完璧です。※ただしスマホでVisaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済で利用する必要があるのは注意点です。iDやカードの差し込み、磁気取引は対象外です。

実際に使ってみて感じたメリット・デメリット

三井住友カード ゴールド(NL)+SBI証券のクレカ積立は、活用次第で非常に高いポイントを実現できます。またソニー銀行Visaデビットカードと組み合わせるとさらに強力です。
ここでは、実際に使用してみて感じたリアルなメリットとデメリットをまとめます。

◎ メリット

  • 年間100万円の利用は意外と現実的
     ふるさと納税、定期券、光熱費や日常の生活費の支払いを集約させれば、自然と到達するケースも多いです。それでも達成が難しい場合はAmazonギフトカードやプリペイドカードなどにチャージして達成するという裏技的な方法もあります。
  • 異次元の2.7%相当のVポイントが獲得できる仕組みを実現
     ソニー銀行Visaデビット(2.0%)を超えながら、実質年会費無料でかつ高額な資産条件が不要なのは大きな魅力。
  • すでに100万円修行をしている人には、積立が“純粋な上乗せのポイント付与“になる
     もともと三井住友カード ゴールド(NL)をメインで利用している人にとっては、SBI証券での10万円クレカ積立を追加するだけで、1.2%のポイント付与が毎月自動で上乗せされるという非常に効率の良い仕組みです。
  • SBI証券の積立は放置でOK
     一度積立設定を済ませてしまえば、あとは毎月自動で投資+ポイント付与。ほとんど手間がかかりません。
  • 年会費が実質無料
     100万円使えば翌年以降の年会費(5,500円)は永年無料に。実質的な負担がなく、空港ラウンジ無料利用ショッピング保険などゴールドカードの特典も使えます。
  • 対象のコンビニや店での高還元はかなりでかい
     よくセブン-イレブン、ローソンやマクドナルド、サイゼリヤなど使う人は最大7%の驚異的なの高還元を得られるのでそれだけで作るべきカードだと思います。
  • シンプルな使い分けで済む
     「年間100万円までは三井住友カード ゴールド(NL)、それ以降はソニー銀行デビット」と覚えておけばOK。複雑な運用は不要です。

△ デメリット

  • ポイント制度は将来変更の可能性あり
     現行の「100万円達成で1万ポイント」や「クレカ積立1.0%」は、改定される可能性もあります。
  • 100万円の進捗管理・調整がやや手間
     ぴったり使い切るには多少の計算や意識が必要です。
  • SBI証券の口座開設・クレカ積立設定がやや煩雑
     証券口座の申込、クレカ積立の設定は、初回だけとはいえやや手間がかかります
  • 積立を毎月10万円に設定できる人は限られる
     資金にある程度の余裕が必要なため、投資費用をとれない方はややハードルが高めかもしれません。

まとめ:まずは無理なく始めて、将来的には高還元を目指す戦略を

三井住友カード ゴールド(NL)は、年間100万円の利用を前提に活用すれば、非常に優れたポイント付与率を実現できる1枚です。

とくにSBI証券でのクレカ積立と組み合わせれば、実質2.7%という驚異的な付与率を得ることが可能になります。

もっとも、月10万円のクレカ積立は、ややハードルが高いかもしれません。
ですが、一度設定してしまえばリスクも手間もほとんどなく、淡々と資産形成と高いポイントを両立できるのが大きな魅力です。

キャリアが進み、収入や投資余力が増えてきたタイミングでは、非常にコスパの高い選択肢として真価を発揮するカードだといえるでしょう。

そして、100万円を超える支出は、前回の記事で紹介したソニー銀行Visaデビットカード(常時2%キャッシュバック)を併用することで、支出全体の還元率をさらに最適化できます。
もちろん、ソニー銀行の2%還元は1,000万円以上の投資資産が条件となるため、ハードルは高めです。

そのため、まずは三井住友カード ゴールド(NL)1枚で無理なく始めるのが現実的でおすすめです。

年間100万円を効率よく使い切り、余剰分はソニー銀行で最大化――
このシンプルかつ強力なハイブリッド戦略、ぜひあなたのキャッシュレス設計に取り入れてみてください。

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