研修医・医師におすすめの後悔しないiPadの選び方

iPad

【2025/04/16更新】

 今やiPadなどのタブレットを使用している研修医・医師をみることは多くなってきました。実習に来ている医学生を見る限りだとむしろタブレットを何も持っていない方が少数派となっている印象です。

 iPadを購入したい!とは思うけど、種類が多くてどのiPadを買えばいいかわからないという方は多いのではないでしょうか?

 私は今までiPad mini(第4世代)、iPad Pro(11インチ、12.9インチ)などの様々な種類のiPadを使用してきました。

 そんな長年iPadを使用してきた私が医師のための後悔しないおすすめのiPad選びをお伝えしようと思います。

 初めに時間がない方のために結論からお話しすると

研修医や病棟など色々と移動することが多い科

iPad Air 11インチ M3

病棟などへの移動の少ない科(放射線、麻酔等)、外来メインなど

iPad Pro 13インチ M4

をおすすめします。

それではiPad一つずつについてみていきます。

iPad mini

 まず医者・医学生でかなりの人が所持していると思われるのがiPad miniですが、私は正直あまりお勧めしません。

 私もiPad miniをメインのタブレットとして4年程度は使用していました。メインで使っている時は比較対象がなかったので特に気にならなかったのですが、他の大きさのタブレットを使用するようになるとminiの画面は臨床で使うにはあまりに小さすぎると気づきました。

 つまり臨床で用いる電子書籍を読んだり、書き込んだり、説明をしたりというのにはもっとサイズが大きいiPadが適していると思います。

 最新のiPad miniはApple pencilを使用でき、UAB-Cや5Gに対応し、便利になったとはいえ、iPad Proを購入後は私は使うことはほとんどありませんでした。

 小さく小回りがきくため一番の利点は白衣・スクラブに入れて持ち運びができる点だとは思いますが以下のiPad Airでご紹介する方法でそれはiPad miniだけのメリットではなくなっています。

 またiPadの購入を考えている人はiPhoneなどのスマホを持っている方がほとんどだと思います。

 そのため臨床で緊急で電子書籍を見る必要がある場合でもiPadがなくて困るということはほぼなく、多少小さくてみにくいですがスマホから電子書籍をみれば急場は凌げます。

 その点でもスマホより少し大きいiPad miniを購入するメリットは小さいかと思います。

 逆に少数派かと思いますがスマホなど持ってなく、電子書籍などみるために常にスクラブや白衣のポケットにiPad miniを入れておきたいという方はiPad miniは軽いので選択肢になります。

iPad Air 11インチ (M3)

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 次にiPad Air 11インチ (M3)です。2025年3月に新しく第5世代が発売されました。M3チップ搭載でさらにスペックは高まっています。2025年4月に日本語対応が始まったApple inteligenceにも対応しています。

 iPad Airは非常にバランスがいいと思います。Face IDでなくtouch IDを採用しているところはiPad Proと異なる点です。

 iPad Air 11インチとiPad pro 11インチはほぼおなじ見た目ですが容量の種類の差だったり、ディスプレイ、カメラ、チップ、スピーカーなどにも少し違いはあります。

 ただ電子書籍を読んだり、動画を見たり、一般診療で使う上ではそこまで大差はなく、コスパ的にiPad Airは優れていると思います(ただtouch IDよりface IDの方が好みに合う方はiPad pro 11インチがオススメです)。

 また処理性能が少し下がりますが、無印iPad (第11世代 A16)はiPad air より4万程度安く、学生さんや値段を抑えたい方、ちょっとしたことに使うくらいの方には良い選択肢だと思います。

11インチのiPadがポケットに入る白衣

 11インチ程度のサイズのタブレットは普通のスクラブや白衣のポケットには入りませんが、

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 ↑の白衣はポケットが大きく、この大きさのタブレットでも入れることができるので持ち運びという面ではiPad miniと比べて同等となります(さすがにiPad Pro12.9インチは入りません笑)。

 私はこの白衣を数着持っていて、ぜひ皆さんにもオススメです。

 iPad Air 11インチ(もしくはiPad pro 11インチ)は病棟などへの移動が多い方、動き回ることが多い科研修医にはこのサイズのiPadが最適ではないかと思います。

iPad Pro 13インチ (M4)

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 最後にiPad Pro 13インチ (M4)です。2024年5月に発売の第7世代のiPad proになります。大きい画面の方が作業効率も上がり、なおかつ読書もしやすのでできるならば全ての人に13インチをオススメしたいです。

 私も今現在メインに使用しているのがこのサイズのiPad Proです。このサイズのiPadで電子書籍を見開き2ページで読むとサイズ的には通常の本と同じ感覚で読めます。もちろんApple inteligenceにも対応しています。

 iPad Pro13インチのみの特筆すべき特徴としてディスプレイにUltra Retina XDRディスプレイが搭載されていて画質が非常に良く、より明るく鮮やかな色が表示できる点です。ディスプレイの画質にこだわる人には大きな利点です。

 また以前は13インチ台のiPadはiPad Proにしかありませんでしたが、現在は13インチのiPad Airも発売されていますので値段を抑えたいという方は13インチiPad Airでも十分だとは思います。電子書籍や一般診療で使う以外にもiPadを使用する予定がある方や指紋認証よりface IDが好みに合うかたは、より高性能なiPad Proをおすすめしたいです。またiPadなどの高価な商品は毎年のように買い替えるというわけでもないと思いますので、買う時点で少しでも性能が良いものを買うことは後々の後悔が少ないのかなと思います。

 13インチはサイズが大きいがゆえにポケットには入らず、どうしても持ち運びに関しては片手が塞がるというデメリットがあるため、今回は科や働き方が合う人にオススメとしました。

 iPad Pro 13インチあまり動くことが少ない科、一般的には麻酔科、放射線科、病理などでしょうか、あとは仕事が外来メインなどであまり移動しない方にもおすすめです。

 逆にこれらの状況であえて小さいiPadを選ぶ理由は乏しいのかなと思います。

 またパソコン的な役割としてタブレットを使用したい人や手で持ち運ぶことを全然気にしない方、他のサイズのiPadをすでに持っている方、画質にこだわりたい方にもおすすめできます。

容量

 容量に関しては最低128GB以上、できれば256GBがオススメです。

 最初のあまり本が少ないうちは64GBでも足りると思いますが、本格的に使おうとなると必ず足りなくなってしまいます。逆に臨床で使うだけなら256GB以上の容量は必要はないと思います。

 iPad Airであれば64GBか256GBが選べますが、256GBが是非おすすめです。

Wi-FiかWi-Fi + Cellularか

 スマホでテザリングが使えたり、病院内にwifi環境が整っているのならWi-Fiモデルで十分だと思います。

 Wi-Fi + Cellularモデルは自身でSIMカードを用意しなければならないので、それでも構わないとい方は選んでもいいと思います。

終わりに

 いかがだったでしょうか。タブレットは今やiPad以外にも多く種類があるとはいえ、iPadの完成度は非常に高く使っていてストレスはないです。

 ちなみにiPadを購入後はぜひこちらの記事(全ての研修医・医師がもつべきiPhone・iPadアプリ8選!)のアプリのインストールがオススメです。

 ぜひ自分のスタイルにあったiPadを選んでみてください!

 

 次回はiPadと一緒に使うオススメのアクセサリーを紹介します!

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